「足るを知る」ということが幸せの一番の近道
こんにちは。ミロです。しがないサラリーマンやってます。
ちょうど前回の投稿で「足るを知る」という言葉を使ってみたので、
そのことについて書いてみたいと思います。
「足るを知る」の意味
元々は昔の中国の哲学者である老子が書いた本の中の一説です。
「知足者富」(足るを知る者は富む)
満足することを知っている者は、心豊かに生きることができるんだよ、
と、老子は説いています。
「そうは言っても満たされてないんだからしょうがないじゃないか」という声が聞こえそうですね、お気持ちはとてもわかります。
私もそう思っていました。
あれがないから幸せじゃない、これがないから幸せじゃない、と
「足りない」ことばかりに目をむけていました。
なぜ「足りない」に目が向くのか
そもそも人には生存本能があり、生命に対する危機を見落とさないように
動物的本能として危機感を持ちやすいと言われています。
結果、脳の構造として、それが死に直結しようがしまいが、
「足りている」ことより「足りていない」ことに目を向けやすくできているということのようです。
この「足りていない」意識や危機感だったりは、良い方向に働けば
技術革新や社会をより良い方向に向ける流れを作る潤滑油のようなものになると思いますが、
幸せを感じない理由になってしまっているとしたら、必要のない危機感なんじゃないかなと思います。
誰も皆、既に満たされている
正直、日本だったら何をしても生きられると思いませんか?
日本は世界でもまれにみる豊かな国です。
それでも今、幸せを感じられていないとしたら、「足りないこと」探しばかりしているからです。
幸せを本当に感じたいなら、「満たされている」ことを探しましょう。
- 今日もおいしいごはんが食べられる
- 暖かい布団で眠れる
- 好きな人と一緒にいられる
どんな小さなことでもいいです。紙に書いてみましょう。
既に幸せなんだということに気づくのではないでしょうか。
危機感ではなく好奇心を持とう
「では向上心だったり努力することは悪いことなのですか?」と聞かれることがあります。
もちろん悪い事ではないと思います。
問題はその動機なんじゃないかなと思います。
「足りない」ことが動機になっていると、頑張っていることで幸せを感じられない気がします。
「足りない」という危機感ではなく「やりたい・やってみたい」という好奇心から、
何かを努力することは幸せにつながるのではないかと思います。
今、やろうしていること、続けていることは、やりたいことですか?